前項『英語を流暢に話せるようになるために必要なトレーニングとは?』で述べたように、英語が流暢に話せるようになるには、日本語で思考したことを英語に訳す速度を高める必要があると。そのために「和文英訳」を徹底せよ、と述べました。
「和文英訳」に取り組む際、答えが思いつかないケースがあると思います。何故、そうなるかと言うと、日本語に相当する英語が思いつかない、或いは知らないからです。知らないものはいくら考えても思いつきませんから、調べるしかありません。
それを調べる際、必要になるのが「和英辞典」です。英語力、とりわけアウトプットを伴う「英会話力」を伸ばすには、「良質な和英辞典」は、必須アイテムだと言えます。良質な和英辞典を手にし、それをひきまくることが重要です。
『英語と私』でも述べたように、私が学生時代、常に6冊の辞書(英和、和英、英英、語源、国語、漢和)を持ち歩いていました。当時は、電子辞書が普及する前で、仕方なく紙の辞書を持ち歩いていたのですが、かばんがめちゃくちゃ重かったです。
その点、今の英語学習者は恵まれた環境にあると言えます。電子辞書はもちろん、スマホにアプリをダウンロードすることもできます。つまり、スマホ一台あれば、先に挙げた6冊の辞書を全て利用できるのです。
ただ、無料のアプリは、対訳しか載っていないものが多いので、有料であっても、ちゃんとした辞書をダウンロードした方がいいでしょう。先に述べた「良質な和英辞典」とは、対訳だけでなく、複数の英訳や説明および用例が載っているものを指します。
私がよく利用するのは、『ジーニアス和英辞典』や『新和英大辞典』です。これらはいずれも複数の英語表現と用例が載っているので、「良質な和英辞典」だと言えます。できれば、一冊ではなく複数の和英辞典を持つことを薦めます。
ちょっとした休憩時間や待ち時間、或いは移動時間などを利用して、「これって英語で何ていうのかな」と思ったら、逐一スマホを取り出して、「和英辞典アプリ」で調べる。こうして、英語表現のストックを増やすことが、英語の流暢度のアップを助けます。
「オンライン英語教室のUB English」が開講する「基本英会話」では、「英語を流暢に話せるようになりたい!」と思う方を対象とした「日→英」の言語切替速度を高める様々なトレーニングを実施しております。ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せ下さい。